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診療案内
適切な診療には正しい診断を
咳が止まらない、長引く咳、しつこい咳(慢性咳嗽)、喘息、閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)、肺線維症、肺炎、肺癌、慢性呼吸不全などの専門的な呼吸器疾患の診断と治療をはじめ、風邪やインフルエンザなど比較的かかりやすい疾患の治療も行います。
気になる症状があるときは、ひとりで悩まず、まずは鳥取市の北室内科へご相談ください。
気管支喘息とは
気管支喘息は、気管支が慢性の炎症により狭窄や過敏状態を引き起こし、発作性の呼吸困難や咳・痰を生じる病気で、その背景にはアレルギーが関与していることが多いと考えられています。 治療としては、気管支拡張薬で狭くなった気管支を拡げることだけでは不十分で、ベースにある炎症を抑える「抗炎症療法」が最も大切です。気管支の炎症を抑える薬として「吸入ステロイド剤」をしっかりと続けることが治療の基本になります。
COPDとは
慢性閉塞性肺疾患(COPD:chronic obstructive pulmonary disease)とは、従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。 タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患であり、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病といえます。長引く咳や痰、息切れの原因になる病気です。
慢性呼吸不全とは
呼吸は、息を吸う時に空気中の酸素(O2)を取り込み、吐く時に体内で産生された二酸化炭素(CO2)を排出します。 この機能をガス交換といいます。 肺の病気が進行すると、このガス交換がうまくできなくなります。 その異常状態を呼吸不全といい、呼吸不全が1か月以上続く状態を慢性呼吸不全といいます。
慢性呼吸不全に対しては、在宅酸素療法が必要になります。
慢性咳嗽とは
日本における慢性咳嗽の3大原因は咳喘息、副鼻腔気管支症候群、アトピー咳そうがあり、その他に胃食道逆流症が増加してきているといわれています。
長引く咳の陰には重大な病気が隠れていることもあり、受診する必要があります。
間質性肺炎とは
間質性肺炎(かんしつせいはいえん)とは、肺の間質(肺の空気が入る部分である肺胞を除いた部分で、主に肺を支える役割を担っています)を中心に炎症を来す疾患の総称です。 特発性肺線維症(単に肺線維症ともいう)など多様な病型を含んでいますが、その多くは原因が不明であり、また治療も困難な疾患です。
リウマチや膠原病の方は、特に間質性肺炎に対する注意が必要です。
睡眠時無呼吸症候群とは
10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、若しくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸です。 寝ている間の無呼吸に私たちはなかなか気付くことができないために、検査・治療を受けていない多くの潜在患者がいると推計されています。